陸前高田市の任意団体ふるさとこころの復興応援隊(根本ミカ代表)は、東日本大震災の記録誌「3・11からの10年 夢あふれる希望の未来へ」を発行した。「ポスト震災10年」に抱く率直な思いをテーマに被災者や復興支援に携わった有志から原稿を募集。記憶の風化への懸念や寂しさ、防災意識向上への願いを全184ページに込めた。

 A4判で300部作成。匿名を含む市内外の17人が寄稿したエッセーや漫画、写真や短歌などを収録した。内容は日頃の防災への提言から支援活動の回顧、亡くなった家族や知人への思いなど多岐にわたる。

 エッセーの一つは「あの時は語れなかった。今ならやっと言える。後世に残すべきこと。」というタイトルでつづられる。震災から長い時間を経た一人一人の率直な表現を尊重し、手書きの原稿はそのままコピーして掲載した。