北上市の70~80代の女性2人が、市職員や金融機関職員をかたる男からキャッシュカードをだまし取られる特殊詐欺被害が発生した。うち1人は約50万円を引き出されており、北上署は注意を呼びかけている。

 同署によると、4月26日午後、市職員を名乗る男からそれぞれの自宅に電話があり、「還付金があり、振り込みできる口座を教えてほしい」などと持ちかけられた。2人は金融機関や口座番号、残高、暗証番号などを教えた。

 その後、金融機関職員を名乗る男が電話で「キャッシュカードを取り換える必要がある」と話し、20~30代の男が女性宅を訪問。男はカードを封筒に入れ、女性が印鑑を取りにその場を離れた隙に、トランプと入れ替えていた。

 男が「新しいカードが届くまで大事に持っておくように」と述べて立ち去った後、70代の女性が通帳を記帳したところ、既にATMから現金約50万円が引き出されていたことが発覚。一方、不審に思った80代の女性はすぐに封筒の中身を確認して口座を凍結してもらったため被害を免れた。