2022.05.31

甘口しょうゆを作り120周年 釜石の藤勇醸造、味守り続ける

釜石市の食卓や飲食店でおなじみの「富士しょうゆ」。海の幸と相性が良く、市民らに愛され続けている
釜石市の食卓や飲食店でおなじみの「富士しょうゆ」。海の幸と相性が良く、市民らに愛され続けている

 釜石市大渡町の藤勇(ふじゆう)醸造(藤井徳之(あつし)社長、社員10人)は今年、創業120周年を迎えた。漁業、製鉄業の盛んなまちで昭和三陸津波や艦砲射撃など3度の被災を乗り越え、食卓や飲食店に欠かせない甘口のしょうゆを届けてきた。不屈の精神を胸に、社員一丸で「変わらぬ味と地域の食文化を守り続ける」と意気込んでいる。

 同社は釜石鉱山田中製鉄所(現日本製鉄北日本製鉄所釜石地区)の初代所長・横山久太郎の後押しを受け、みそ醸造会社として1902(明治35)年に創業。製鉄業が盛んな九州とのつながりから、現地で好まれる甘口しょうゆが釜石に根付いたとされる。

 富士山のシルエットに力強い「勇」の文字。看板商品の「富士しょうゆ」(1リットル440円)は新鮮な海の幸との相性が良く、釜石ラーメンなど同市のソウルフードのベースともなっている。同市中妻町の居酒屋わこう店主の藤井和幸さん(73)は40年にわたり「藤勇ひと筋」といい、「この甘みがおふくろの味であり、料理の原点。まちの風土になっている」と信頼を寄せる。

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 記事全文は、5月30日付の岩手日報本紙をご覧ください。

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