大槌町吉里吉里 後藤富子さん(74)

 この世の終わりかと思った東日本大震災の津波で自宅が流され、生活が一変した。すさんでいた気持ちを救ってくれたのが「大槌刺し子」だった。何も考えずに一針一針に夢中になり、落ち着いた。活動は10年以上になり、最近では町内の気心知れた友人らと週1回、集まる趣味の会でも生かせているのがうれしい。いいあんばいに。そして無理のないように、年相応に。みんなと過ごす今を楽しみたい。