2022.04.06

雄星の仲間たち(1) 及川彩子さんのMLBリポート

 ブルージェイズに移籍し、飛躍を期す菊池雄星(花巻東高)。背番号16を支える新たな仲間たちを紹介する。
 

ゲレロ 昨季の雪辱誓う主砲

 大谷翔平(花巻東高)らと最後まで争い、48本で手にした昨季の本塁打王。だが、ゲレロの喜びはプレーオフ進出を逃した悔しさでかすんだ。
 ワイルドカード争いで敗れ「受け入れるのに時間がかかった。ドミニカに帰る気分にもなれなくて、3日間、ぼんやりとテレビを見て過ごした」
 悔しさを糧に、オフは肉体改造に取り組んだ。食事制限などで体重を約10キロ落とし、筋肉量を増やした。
 効果は出ている。昨季4盗塁だった強打者が、今季はオープン戦から盗塁、走塁に積極的だ。チームがプレーオフに進出するためには、自分が走る場面もあるはず、とその時に備える。23歳の主砲は「昨季の俺たちのシーズンを映画に例えるなら『予告編』、今季はみんなに『本編』を披露する」と力強く語った。
 

スプリンガー 攻守引っ張る兄貴分

 32歳のスプリンガーは兄貴分、主将のような存在感でチームを引っ張る。キャンプでは真っ先にウオーミングアップを始め、紅白戦後に円陣を組み、若手にプレーの助言、選手としての姿勢を説いた。皆が真剣な表情で聞き入っていたのが印象的だった。
 アストロズ時代の2017年から3年連続でオールスター出場。17年にはワールドシリーズを制覇し、シリーズMVPに輝いた。
 昨季からブルージェイズに移籍。故障で出遅れた反省から「今年の目標はけがをしないで戦うこと。そのための体づくりをオフにしてきた」と意気込む。プレーオフを逃した昨季について「若い選手が多く、シーズン通しての戦い方、勝ち方を学んだはずだ」ときっぱり。攻守の要として活躍を誓う。

及川 彩子(おいかわ・あやこ)さんPROFILE
及川彩子

 米ニューヨーク在住。陸上、サッカー、ゴルフなどを幅広く取材するフリーライター。45歳。北上市出身。

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