2022.04.27

日本に伝える極地生活 隊員がオンライン授業

国内とつないだスマートフォン(写真右上)に向かって説明する馬場健太郎さん=26日午前9時23分、南極・昭和基地
国内とつないだスマートフォン(写真右上)に向かって説明する馬場健太郎さん=26日午前9時23分、南極・昭和基地

 【昭和基地で国際部・菊池健生】第63次南極地域観測越冬隊(沢柿教伸(たかのぶ)隊長)の隊員がオンラインで国内に観測や生活の様子を紹介する「南極教室」(国立極地研究所主催)が26日、スタートした。隊員は観測内容を分かりやすく解説。午前9時過ぎでも薄暗い屋外からも中継するなど工夫を凝らし、国内の子どもたちの関心を高めた。

 初回は庶務・情報発信担当の馬場健太郎さん(40)=総合研究大学院大、川崎市出身=の母校、栄光学園中・高(神奈川県)とつないで実施。生徒約30人に向けて、馬場さんは強風の屋外から、スマートフォンを使って中継した。

 夏に担ったヘリコプターや雪上車を使った輸送任務、基地生活に潤いを与える生活係なども説明。南極氷床に記録された大気から過去の気候変動史を解析する研究について、中沢文男さん(49)=国立極地研究所助教、新潟県燕市出身=が説明した。

 生徒は▽自然観は変わったか▽南極ではどんな魚が釣れるのか▽寒冷地の出身者が多いのか-などと質問。馬場さんは「想像以上に質問が多くてうれしかった。将来、研究者を目指す人たちが増えてくれればいい」と願った。

 南極教室は今後、10月まで11回予定している。

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 第63次南極観測越冬隊の活動は、岩手日報本紙をご覧ください。

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