陵侑偉業、家族の絆 両親ら献身サポート

【スロベニア・プラニツァで本紙特派員・刈谷洋文】家族の絆が新たな偉業を生んだ。ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子で27日、3季ぶり2度目の総合優勝をつかんだ八幡平市出身の小林陵侑(りょうゆう)選手(25)=土屋ホーム、八幡平・松尾中-盛岡中央高=は両親と抱き合い喜びを分かち合った。ジャンプ週間で総合優勝、北京冬季五輪は個人戦で金、銀メダルを獲得したシーズン。期待と重圧の中で心身の疲労が蓄積する終盤、日本のエースは両親らの献身的な支えを受けて戦い抜き、再び世界の頂点に立った。
「やっと終わった」「日本に帰れる」。表彰式を終えた陵侑選手は大きく息を吐き、父宏典さん(57)=八幡平・安代中教、母智子さん(57)の元に向かった。「おめでとう」「よく頑張った」の言葉に表情をほころばせ、世界一の証し、クリスタルトロフィーを一緒に掲げた。
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