2022.03.12

昭和基地、黙とう 東日本大震災11年

日本時間の地震発生時刻に黙とうをささげる越冬隊員=11日午前8時46分、南極・昭和基地
日本時間の地震発生時刻に黙とうをささげる越冬隊員=11日午前8時46分、南極・昭和基地

 【昭和基地で報道部・菊池健生】第63次南極地域観測越冬隊(沢柿教伸(たかのぶ)隊長)は11日、昭和基地で東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた。隊員は日本時間の地震発生時刻に合わせ、被災地を向いて追悼した。

 荒天のため室内で実施。業務で来られなかった隊員らを除く28人が食堂に集まった。日本との時差はマイナス6時間。午前8時46分になると、基地内にサイレンが響き、隊員たちは静かに目を閉じた。

 沢柿隊長(55)=法政大、富山県上市町出身=は「昨日のことのように覚えている。同じようなことがいつ、どこで起こるか分からない。私たちは、あの日のことを忘れず見続け、伝えていかなければならない」と思いを寄せた。

 2011年の震災の地震波形は、日本から約1万4千キロ離れた同基地でも観測され、地震の巨大さを示した。越冬中の63次隊に対しては、本県の被災した企業も調味料や海鮮加工品、日本酒などの商品を提供し、観測を支えている。

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 第63次南極観測越冬隊の活動は、岩手日報本紙をご覧ください。

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