石川啄木記念館の収蔵資料展「啄木と渋民~小説『鳥影(ちょうえい)』より~」は、盛岡市の同館で開かれている。旧渋民村(現盛岡市)を舞台に展開する同作を通し、ふるさと渋民の様子や、モデルとなった人々を紹介している。

 「鳥影」は1908(明治41)年11、12月、東京毎日新聞に59回連載された。小説家として認められようと苦闘する啄木は東京・蓋平館(がいへいかん)別荘に居て、初の(そしてただ一度となる)新聞連載小説に取り組んだ。物語は好摩駅へ降り立つ帰省の場面から始まり、若者らのひと夏の交遊群像を描いてゆく。

 5月8日まで。月曜休館(祝日の場合は翌平日が休み)。午前9時から午後5時(入館は同4時半)まで。入館料は一般300円、高校生200円、小中学生100円。