国際リニアコライダー(ILC)誘致実現に向け県は4日、県庁でILC推進本部会議を開いた。本部長の達増知事は「研究者の活動を支援し、政府主導による国際的な議論の推進を国に働きかけながら、ILCによる地域振興ビジョンの取り組みを進めていく」と強調。最新動向や取り組み状況を共有した。

 文部科学省のILCに関する第2期の有識者会議に関しては、議論の取りまとめが年度内に行われると報告。県は、大型機器の搬送ルートとなる県管理の橋の耐荷力調査を実施することや、地域の状況に応じた居住、交通環境整備などに関する「ILCまちづくりモデル」の研究に昨秋着手したと説明した。

 加速器関連産業の集積促進については、いわて産業振興センター(盛岡市)が高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)から陽電子発生装置の冷却システムを受注し、KEKと共同開発を始めたことを紹介した。