【東京支社】国際リニアコライダー(ILC)の日本誘致を推進する超党派のリニアコライダー国際研究所建設推進議員連盟は16日、国会内で総会を開き、会長の河村建夫元官房長官(79)の政界引退に伴い、後任に塩谷立衆院議員(71)=比例東海=を選んだ。

 塩谷氏は2013年の議連設立時から幹事長を務めてきた。

 国際リニアコライダー(ILC)計画の日本誘致を推進する超党派のリニアコライダー国際研究所推進議員連盟の新会長に16日、就任した塩谷立・元文部科学相(衆院比例東海)に抱負を聞いた。

(聞き手は東京支社・及川純一)

 -ILCの誘致実現に向け、議連は重要な役割を担う。

 「任の重さに身の引き締まる思いでいる。議連発足から一緒に活動を進めてきた河村建夫前会長に続き、誘致という目的を達成するためしっかりと活動していく」

 「財政面が課題だが、国際的な科学者コミュニティーの連携や産業界の応援も得ながら、具体的な方向性も見えてきた。特に欧州合同原子核研究所(CERN、スイス)の動きが大きなポイント。どう連携を取って進めていくかが大事だ」

 -欧米各国が日本での実現に大きな期待感を示している。

 「(実現への協議を)前に進めるため具体的な動きを打ち出していく必要がある。速やかに予算に反映させたい。国際プロジェクトとして進めるための予算をぜひ取りたい」

 「ILC誘致は間違いなく日本の科学技術の大きな発展につながる。岸田政権が掲げる科学技術立国など成長戦略にもフィットする。学術的な意義はみんなが分かっていると思う」