岩渕、競争を超えて 大技トライ、世界のライバル称賛

北京冬季五輪スノーボード女子ビッグエアの岩渕麗楽(れいら)選手(20)=バートン、一関学院高-法大2年=は高校生だった前回の平昌(ピョンチャン)五輪で4位となり、メダルにもう少しで届かなかった。悔しさをばねに練習を重ねた4年間。進学先の法政大では、競技と学業の間で葛藤しながらも努力を続けてきた。15日の決勝では再びの4位。大粒の涙を流したが、3回目で難易度の高い技にトライし、会場を沸かせた。
キッカーから青空に高く飛び出すと、誰も予想しなかった大技に会場がどよめいた。斜め軸の後方3回宙返り技に挑んだ岩渕選手はシャープに回転しいったん着地したが、耐えられず直後に尻をついた。成功はしなかったが、試技を終えた選手が駆け寄り、挑戦をたたえた。
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詳報は、2月16日付の岩手日報本紙をご覧ください。