奥州市水沢の会社員藤原芙美江さん(44)は第15回青空文庫朗読コンテスト(日本朗読検定協会主催)一般の部に初めて出場し、最高賞の金賞に輝いた。

 同部は全国の約750人が出場した。藤原さんは課題図書から織田作之助の小説「道なき道」を選択。音声審査の予選を経て、本選の動画審査(6月)に進んだ40人の頂点に立った。

 藤原さんは新型コロナウイルス禍で取り組んでいた演劇の場が減ったり、勤務先の奥州エフエム放送の番組で朗読を披露していたことから「力試しに」と挑戦を決意。芝居の経験を生かし、動画投稿サイトを見て審査のポイントを分析した。