県内、金属製ふたの盗難が相次ぐ 5市1町で被害、換金目的か

県内で道路の側溝を覆う金属製のふた「グレーチング」の盗難が相次いでいる。岩手日報社の取材では盛岡や一関など5市1町で被害を確認。一関市の事件では、宮城県の廃品回収業者ら男2人が窃盗罪で起訴された。スクラップ鉄買い取り価格は2年前の約2倍と高騰し、多くは換金目的の犯行とみられるが、大量盗難後の処理や流通の実態は見えてこない。側溝にふたがない状態は、住民の安全に直結するため、県警や自治体は警戒を強める。
計22枚、50万円相当の盗難が今月発覚した盛岡市手代森の農道手代森線。冬季通行止めの人目につきにくい場所が狙われた。岩手日報社の取材によると、少なくとも盛岡、花巻、北上、奥州、一関、紫波の5市1町で今年、グレーチングがなくなり、警察への相談や被害届を出している。
一関市では11月に盗難事件が4件発生。1件の窃盗容疑で、千厩署は宮城県の廃品回収業者ら男2人を逮捕した。盛岡地裁一関支部に同罪で起訴済み。
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記事全文は、12月26日付の岩手日報本紙をご覧ください。