2022.01.19

トンガ沖噴火、南極でも気圧変動 反対回りの衝撃波も

 【昭和基地で報道部・菊池健生】日本などに津波を及ぼした南太平洋・トンガ沖の海底火山噴火に伴う衝撃波とみられる気圧変動が、南極・昭和基地や南極大陸の観測点で捉えられた。標高3810メートルの氷床上のドームふじ基地付近でも観測。地球を反対回りした衝撃波も確認された。

 国立極地研究所のまとめなどによると、気圧変動は15~16日、東オングル島の昭和基地と大陸上4地点で観測。噴火から約9時間後に変動し、ドームふじ基地付近では0・8ヘクトパスカル上昇後0・8ヘクトパスカル下降した。

 噴火から約27時間後には反対回りの衝撃波が到達し気圧が上昇。さらに2、3時間後に下降した。トンガと昭和基地は約9600キロ離れている。

 同研究所の平沢尚彦助教(気象学・気候学)は「昭和基地や日本の観測点の多くは低地にあるが、ドームふじ基地という高所まで衝撃波が伝わったことが分かる。南極大陸のような巨大な障害物を越えて全球に伝わる顕著な衝撃波だった」と解説する。

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