軽米中(遠藤岳校長、生徒182人)は7日、軽米町の同校で防災学習の一環として岩手日報社のNIE出前講座を受講した。1年生49人が町中心部を流れる雪谷川の水害と復興の歴史を学び、命を守る教訓を胸に刻んだ。

 雪谷川の水害は1999年10月に発生。豪雨で氾濫し、町中心部の商店街に濁流が押し寄せた。講師を務めた太田代剛運動部長は当時写真部員で、災害直後に現地に入り、翌年春からは二戸支局記者として災害復興を取材した。

 講座では生徒に当時の岩手日報の記事を読んでもらい、被害の大きさを解説。雪谷川の復旧拡幅工事では自然環境をできるだけ残し、住民が自然と親しめる川づくりに取り組んできたことを紹介した。

 太田代部長は「皆さんの先輩は古里のために何ができるかを考え、安全ですてきなまちを未来に残す努力を続けてきた」と力を込め、「東日本大震災の教訓も踏まえ、普段から自分の命は自分で守るという共通認識を持とう」と呼び掛けた。

 池端大心(たいしん)さんは「軽米は水害で大きな被害を受けたが、多くの人の努力で復興したことが分かった。災害に備え、家族でどこに避難するか話し合っておきたい」と意識を高めた。