大槌町上町の小鎚神社(松橋知之(ともゆき)宮司)は23日、例大祭を行った。東日本大震災から10年の節目に鎮魂の思いを込め、氏子が2年ぶりにみこしを担いだ。

 秋晴れの下に大槌城山虎舞のおはやしが響く中、同神社のみこし団体社人会(しゃにんかい)の約20人が2基を担いだ。終盤に近づくにつれ熱が高まり、激しくぶつかった。

 100人近い町民が集まり、同町大町の千田哲男さん(82)は「こんなときこそ祭りで町を活気づけねば。宝物だ」と、はやし手の孫の勇姿を見つめた。