【札幌市で本社五輪取材班】苦しくとも、最後まで懸命に前を追った。5日、札幌市で行われた東京五輪陸上男子20キロ競歩。2大会連続で挑んだ花巻市出身の高橋英輝選手(28)=富士通、花巻北高―岩手大=は32位でゴールした。

 42位だった前回リオデジャネイロ大会から5年。課題の暑さ対策や国際大会での歩きを磨き、一歩ずつ成長してきた。思うような結果ではなかったが、岩手が誇るウオーカーは涙を拭い、周囲からの支えに感謝した。

 ゴール後、大粒の汗と涙を拭った高橋選手。「特にこの1年は支えられてやってくることができた。結果は残せなかったが、幸せな日々だった」。強調したのは周囲への感謝。悔しさをぐっとこらえ、コースを後にした。