国際リニアコライダー(ILC)の県内誘致実現を見据えたILC技術セミナーは25日、オンラインで開かれ、産学官の約120人が放射光の活用事例に理解を深めた。

 探査機はやぶさ2が小惑星りゅうぐうで採取してきた石を分析する研究チームに参加する、分子科学研究所極端紫外光研究施設(愛知県岡崎市、UVSOR)の大東琢治助教(エックス線光学)が特別講演した。

 大東助教は、目に見えない極めて細かいレベルで物質の構造解析ができる放射光施設を活用し、石の内部の水や有機物の有無などを調べる研究について紹介。「宇宙の成り立ちや、地球の水がどこから来たのかについて、手掛かりを知ることが大きな目的」と意義を説明した。

 セミナーはいわて加速器関連産業研究会、岩手大、岩手医大、県立大が主催した。