県水産技術センター(釜石市、稲荷森輝明所長)は26日、県内の秋サケの2021年度回帰予報(9月~22年2月)を公表した。数量62万匹、重量1970トンで震災前平均(06~10年度)の7・4%にとどまる見込み。予報値では震災以降最低となり、今季も極めて厳しい漁模様となりそうだ。資源維持のためふ化放流する種卵確保への影響が危惧される。

 21年度予報は、震災後最低だった20年度予報の数量195万匹、重量6158トンを、数量で68・2%、重量で68・0%下回る。20年度の実績は59万匹、1734トンで予報を大きく割り込み、人工ふ化放流事業が本格化した1984年度以降で最低となった。21年度も見通し以上に厳しい漁模様になる可能性がある。