一関・厳美中(千葉豪校長、生徒70人)の3年生19人は16日、一関市厳美町の同校で、国際リニアコライダー(ILC)の特別授業を受けた。研究者からオンラインで説明を受け、同市が建設候補地の国際プロジェクトに理解を深めた。

 一関市が各校で行う特別授業で本年度は初めて。茨城県つくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)素粒子原子核研究所の藤本順平講師がILCの研究内容や計画を紹介した。

 藤本さんは宮沢賢治作品を題材に「本当のことが分かれば、みんな幸せになる」と研究や実験の意義を強調。その上でILCについて「宇宙の法則を見つける、世界の中心となる施設。皆さんが大人になったころに稼働する『君たちのマシン』に携わり、新たな発見をしてほしい」と若い世代に期待した。

 生徒はドライアイスやアルコールを使って粒子が通った跡を観察する実験も行った。菅原錬さんは「ILCの目的や研究を知ることができた。身近な場所で宇宙の新発見が生まれてほしい」と将来を楽しみにした。