洋野町で天然ホヤの水揚げが最盛期を迎えている。赤々と輝く海のパイナップルは養殖ものに比べてやや小ぶりだが、うま味がぎゅっと詰まっている。

 同町種市の潜水士磯崎元勝さん(61)は8日、伝統のヘルメット式潜水「南部潜り」漁を行った。深い霧が立ちこめる種市漁港を早朝に出港し、約1キロ離れた沖合で水深15~30メートルまで潜水。船上から手元まで届く網「スカリ」にホヤを詰め、4時間ほどで約500キロを取った。

 同漁港には、ホヤが入った木箱がいっぱいに並んだ。磯崎さんは「身入りも例年と遜色ない。旬の8月にかけて、さらに厚みと甘味が増してくる」と太鼓判を押す。