釜石市鵜住居(うのすまい)町の鵜住居小(堀村克利校長、児童146人)と釜石東中(米(よね)慎司校長、生徒97人)は24日、下校時に巨大地震を想定した全校の合同避難訓練を行った。東日本大震災時に生徒が児童の手を引き高台に避難した「釜石の出来事」で知られる両校が防災意識を脈々とつないだ。

 日本海溝沿いを震源とするマグニチュード(M)9・1の地震が発生した想定で実施。帰宅途中に防災行政無線から地震と大津波を知らせる警報が流れると、児童生徒はその場にしゃがみ、かばんなどで頭を守った。一部地区の児童生徒は三陸道脇の避難場所を目指し約80段の階段を上った。中学生や小学校高学年の児童は振り返って他の子に気を配りながら避難した。

 釜石東中3年の門間(かどま)健彦さんは「放送をよく聞き、冷静に判断したい」、鵜住居小5年の鈴木星愛(せな)さんも「自分の命を守ったら、他の人の命も守って避難したい」と学びを深めた。