一関地方唯一のかやぶき職人とされる佐藤才治さん(84)=一関市藤沢町=が指南する今季のかやぶき職人養成研修が、同市千厩町の県指定有形文化財、村上家住宅の駐車場で始まった。

 かやぶき屋根の同住宅にかつて住んでいた村上和子さん(91)=同市萩荘=が会長を務める、かやぶき民家を残す会が昨年に続いて開講し、研修生4人も昨年と同じ顔ぶれ。昨季、作りかけで終わったあずまやの屋根のふき替えに継続して取り組む。

 初回は5月30日に実施。研修生は採取したカヤを裁断したり、屋根に上がると「雁木(がんぎ)」と呼ばれる道具でカヤをたたき、屋根の形状を整えた。今後も月2回のペースで作業を続け、年内に完成させる。