岩手医大の小川彰理事長(72)は6日、書籍「世界一の地域医療を目指して 岩手医科大学物語」を出版した。1897(明治30)年開学後の地域医療への貢献や誇れるチーム医療のルーツ、東日本大震災対応など、長い時間軸の多様な話題を収めた。「多くの人が高い志を持ち、苦難を乗り越えてきた」と歴史を後世に伝える。

 四六判212ページの8章構成。創設時の理念や時代背景、先進医療の挑戦など重厚な内容となっている。

 同大は三田俊次郎が私財を投じて私立岩手病院を設立し、医学講習所を開いたことが原点。看護師、助産師の養成校も併設し、当時から「チーム医療」の発想を大切にしていた。こうした先人の歩みや、現在にも通じる教育面のエピソードを取り上げている。

 1980円。県内の書店で販売する。