江戸時代に活躍した仏師安岡良運が手掛けた仏像が大槌町で6体確認され、経年劣化に伴う修復を終えた3体のうち2体の公開が3日、同町末広町のおしゃっちで始まった。同町を拠点に財をなした豪商前川(吉里吉里(きりきり))善兵衛に代表されるまちの豊かさを示す貴重な資料で、関係者は未修復の3体も「なんとか救済したい」と保護を目指す。

 初日は町民ら約50人が来場。会場には京都の専門業者による修復を終えた大念寺(上町)の善導像と法然像の2体が展示された。ほかに昨年町有形文化財に指定された前川家文書など20点が並び、町の文化財を調査する盛岡市の高校教諭佐々木勝宏さん(59)らが前川家の歴史や展示物を解説した。

 展示会は入場無料。4日は午前9時~午後5時、5日は午前9時~午後3時。