大槌町吉里々々(きりきり)の山あいの道端に、スズタケとみられるササが花を咲かせている。長年暮らす地元住民でも初めて見る花とあって目を丸くしている。

 小豆色のつぼみから、淡い黄色の雄しべがひらひらとこうべを垂れる。

 盛岡市の森林総合研究所東北支所によると、スズタケなどのササ類は一生の終わりに一度だけ花を咲かせる多年生植物。スズタケは近年、全国的に一斉に開花し、県内でも2014年ごろから咲き始めた。同町で開花が確認されるのは約120年ぶりという。