東日本大震災の津波で一部が被災した大槌町大ケ口(おがくち)の桜並木が、見ごろを迎えた。大槌川の土手の遊歩道には淡いピンク色の花びらが覆う、幻想的な桜のトンネルが延びている。

 6日、地元の大ケ口保育園(松村潔園長、園児32人)の1歳から5歳児25人が散歩に訪れた。子どもたちは「きれい。ピンク色の花がかわいい」と歓声を上げ、春を満喫した。

 桜並木は20本ほどのソメイヨシノで、約50年前に地域住民が植え、大切に育ててきた。津波に負けず元気に咲いて、震災から10年が過ぎた被災地を癒やしている。天候次第だが、花は10日ごろまで持ちそうだ。