二戸市福岡の酒造会社南部美人(久慈浩介社長)は26日、秘伝書に基づき江戸時代の手法で仕込んでいた日本酒をしぼった。現代とは違う濃い日本酒を試飲し、脈々と受け継がれる酒造りの歴史に思いをはせた。

 酒造りは、昔の日本酒を復活させる「南部藩・復刻酒プロジェクト」の一環。布施かおり代表(57)の洋野町大野の実家、西大野商店で見つかった古文書の酒造りの手法を基に今月上旬、南部美人の蔵で木おけに仕込んでいた。26日は発酵させたもろみを、杜氏と蔵人が袋に入れておけの上につるし、自然の重みでしぼった。

 今後、同社や西大野商店などで限定販売する。価格は2500円程度を予定する。