久慈市の久慈琥珀博物館は23日、2008年に同市の約9千万年前の地層から見つかったカメの一種「アドクス」の化石が新種と分かったと発表した。甲羅の長さが約50センチと大きく、全長約70センチと推定。変温動物のカメが大型化していることは、当時の東北地方が現在の東南アジアに似た熱帯気候だったことを示すという。

 共同調査に当たった早稲田大の平山廉教授(古生物学)が「アドクス・コハク」と命名した。平山教授によると、約40個の破片に分かれているが、ほぼ完全な甲羅が残っていた。同じ地層から他にも同種のものとみられる化石が多数見つかった。