スロベニアのアナ・ポラック・ペトリッチ駐日大使は22日、本県を訪れ、国際リニアコライダー(ILC)計画を推進する地元関係者と意見交換した。同国が7月から欧州連合(EU)の議長国になるため「計画を他国に広げたい」と積極姿勢を示した。

 県庁で迎えた達増知事は「ILCの実現には欧州各国の協力が欠かせない。建設候補地の熱意を感じていただき、日本と欧州との懸け橋になってほしい」と協力を要請した。県ILC推進協議会の谷村邦久会長は「震災後に寄せられた支援に、科学の面から応えたい」と述べた。

 ペトリッチ大使は、素粒子物理学や加速器産業に力を入れる同国について「ハイテク産業が非常に充実し、物理学の研究者がたくさんいる。共同できればいい」と応じ「EU議長国として計画推進の助けになりたい」と抱負を述べた。