リレーエッセイ イワテライフの楽しみ方

菅沼麗雯(レイブン)さん第2回(全2回)

 
「盛岡台湾HappyProject」の取り組みは多方面から注目を集めました

 満開の桜や新緑の緑、実りを告げる黄金の波に、冬木の枝に咲く雪の花。生まれ故郷の〝亜熱帯の地〟では見られない四季折々の美しい景色に、心を奪われるぜいたくな日々が岩手にはあります。生活者の視点では埋もれがちな、そうした素晴らしい財産を、私は〝外国人の目線〟で気付くことができます。

 もともと台湾の旅行会社の一員として日本各地を訪れていた私は、岩手が持つ「観光商品」としての潜在力に大きな可能性を感じています。台湾人観光客は、岩手を訪れる外国人の約6割にも及び、岩手の観光産業を大きく支えてきました。私自身も、新型コロナウイルス感染症の影響以前は岩手県や県内自治体の台湾への売り込みに同行。また、台湾メディアや旅行会社の招請、商談会などにも参加し、岩手の素晴らしさをアピールする役割を担ってきました。

 さらに、県内自治体による台湾派遣事業や教育旅行、台湾学生との交流なども推進してきました。県全体として、経済面だけでなく人的交流が促進されてきたこともうれしく感じています。

 昨年は「盛岡台湾HappyProject」にも参加し、イベントを通して台湾とのつながりをアピールすることができました。岩手と台湾の人たちが、互いにひかれあう未来をつくることが私のライフワークです。

今月の人 菅沼麗雯(レイブン)さん
台湾・台中出身、盛岡在住。夫と台湾茶カフェを経営。また、専門学校講師の傍ら、自治体や大手代理店、放送局等の依頼で、通訳・翻訳を行う。全国通訳案内士(中国語)、僑務電子報記者、盛岡華語教室校長としても活動。