岩手日報社発行の文芸誌「北の文学」第82号の優秀作は、東京都新宿区の小田島比呂(ひろ)さん(41)=北上市生まれ=の「家族会議」に決まった。

 小田島さんの作品は、夫婦と娘2人の家族が年越し直後に開いた家族会議で、家族にまつわる秘密が明かされる物語。家族の姿を問う重いテーマを小気味よいリズムの文章で明るく描いたことが高く評価された。応募は2回目で81号で初入選した。

 82号の応募は小説25編、文芸評論1編、戯曲2編だった。事務局の予備選考を経た小説9編を最終候補として選考会を開催。編集委員の鈴木文彦さん(東京都、盛岡市出身)、久美沙織さん(長野県、盛岡市出身)、大村友貴美さん(横浜市、釜石市出身)の合議により優秀作1編と入選作5編を選んだ。

 優秀作には賞状と賞金10万円が贈られ、入選作とともに5月発行の「北の文学」82号に掲載される。