盛岡市新庄の市動物公園(辻本恒徳園長)が昨年12月、飼育していたカイウサギ15匹を安楽死させたことが分かった。慢性鼻炎を引き起こす感染症のまん延が主な要因。同園は事案を重く受け止め、再発防止策を徹底するとしている。

 同園によると、2019年5月上旬に飼育室にいた数匹からくしゃみや鼻水などの症状を確認。抗生剤の投与や隔離措置を取り、10日ほどで治まった。5月中旬、12月中旬にも再発したがやがて沈静化。しかし20年11月中旬に数匹から再発し、飼育場所の消毒や移動を行ったが終息せず、全15匹に感染が拡大した。

 安楽死以外にも分散飼育や新たな飼い主を探すことも検討したが、他の動物に感染が広がるリスクも考慮し実施しなかった。同感染症が他の感染症を誘発し、死に至る可能性もあるとしている。