一関市大東町の貯蔵庫に大量の乾シイタケが眠っている。東京電力福島第1原発事故による放射性物質で出荷できなくなった「汚染シイタケ」だ。処分しようにも行き場がなく、事故から10年が経過しても「一時保管」状態が続く。市の処分方針はとうに暗礁に乗り上げ、貯蔵庫の時計の針は止まったままだ。

 田園風景の中に立つ一関地方森林組合の低温貯蔵庫。売り物にならなくなった産物とあって、電源は切られている。組合によると、保管しているのは2011、12年の同町産25トンほど。