バルセロナ五輪の柔道男子金メダリスト古賀稔彦さんは東日本大震災の発生直後、本県沿岸部を訪れ、被災者を励ました。突然の訃報に、関係者の間で驚きと悲しみが広がっている。

 「でっかい夢 でっかい声 でっかい優しさ」。大船渡市盛町の時習館スポ少の道場には、古賀さんの色紙が飾られている。今野誠監督(50)は24日「ただただ驚いている。被災地思いの柔道界のスターが亡くなり、悲しい」と声を詰まらせた。

 同スポ少は道場が津波で全壊。落胆や失意が覆う2011年5月、大船渡高の道場を間借りして練習する団員らの元に古賀さんが駆け付け、柔道教室で励ました。