2021.03.13

「甲子柿」GI登録 釜石特産、販路拡大に期待

釜石市の「甲子柿」(農水省提供)
釜石市の「甲子柿」(農水省提供)

 農林水産省は12日、地域の農林水産物や食品のブランドを守る地理的表示(GI)保護制度で、釜石市の甲子(かっし)柿を登録した。専用のGIマークを付けて販売でき、地域ブランド産品としての差別化や、販路拡大が期待される。

 甲子柿は、渋柿の一種の小枝柿を「柿室(かきむろ)」と呼ばれる暗室に入れ、1週間ほどいぶして渋抜きしたもので、同市甲子町を中心に生産されている。完熟トマトのような赤さとゼリーのような食感、甘さが特長。

 申請した甲子柿の里生産組合の組合員は40~90代の19人。ブランド化の機運が高まり、近年は若手生産者も仲間に入った。藤井修一組合長(77)は「先人から引き継ぎ、積み重ねてきた歴史があり、うれしい。急速冷凍の環境を整え、通年販売や加工品開発につなげたい」と語る。