東京・銀座で岩手県の特産品を扱うアンテナショップ「いわて銀河プラザ」では11日、東日本大震災の発生時刻に合わせて、店員や買い物客ら約50人が黙とうした。震災から10年が経過したが、当時を思い返し、涙ぐむ人もいた。

 店内にはテレビが設置され、政府主催の追悼式の様子が放映されていた。発生の時刻が近づくと、買い物客はテレビの前に集まり、真剣な表情で見入った。

 釜石市出身で都内在住の女性(73)は「上京して50年。震災後、一日も地元を忘れたことはないけれど、どうしてもこの日は…」としのび、「多くの人が買い物をして被災地を応援してくれてうれしい」と述べた。