2021.03.10

大切な人へ 鎮魂の花火 大槌湾で11日、がれき撤去船船長の思い

「白菊」の打ち上げ拠点となる第1号長丸を見つめる岡本清喜さん。11日は亡き妹らへの思いを花火に託す=大槌町・大槌港
「白菊」の打ち上げ拠点となる第1号長丸を見つめる岡本清喜さん。11日は亡き妹らへの思いを花火に託す=大槌町・大槌港

 東日本大震災発生から10年となる11日夜、大槌湾で追悼の花火「白菊」が咲く。打ち上げ拠点となるのは震災後、海中のがれき撤去に奮闘してきた大型クレーン船だ。船長の釜石市上中島町、岡本清喜(せいき)さん(65)は震災で妹の小松志知子(しちこ)さん=当時(50)=を亡くし、高校生だっためいは行方不明のまま。鎮魂の花火に「空から見ていてくれればいいな」と願い、船を出す。

 新潟県長岡市の花火師嘉瀬晃さん(62)が午後7時から、元々は第2次世界大戦の戦死者を弔うために作られた白菊3発などを打ち上げる。昨年の第1回に続き、純白の花が復興へ歩んできた地域を照らす。

関連リンク