つなぐ 不屈のバレー 高田高女子、伝統を誇りに

高田高女子バレー部は東日本大震災後、2度の全日本高校選手権(春高バレー)出場、1度の全国高校総体(インターハイ)出場を成し遂げた。「震災に負けない」-。不屈の思いを胸に、先輩が築いてきた伝統の拾ってつなぐバレー、コンビバレーを未来につなぐべく、13人の部員たちが奮闘を重ねている。
復興が進むかさ上げ地を背にした急坂を、少しでもタイムを縮めようと繰り返し駆け上がる。最後まで粘り強くボールに食らいつく体力、瞬発力を養う。
「燃えろ 勇気をもって強気で勝負」。震災後にがれきの中から見つかった同部の横断幕は選手の気持ちを象徴する。目標の全国1勝に向け、歩みを止めない。