東日本大震災の復興支援のため応援職員を派遣した名古屋市、松江市と陸前高田市をつなぐオンラインの催しが7日、それぞれ開かれた。陸前高田市役所に集まった市民や職員らが震災10年を前に、復興の歩みを振り返り、減災の取り組みを画面越しに共有。新型コロナウイルス感染症の影響を受けた交流の形となったが、参加者は心を通わせ、重ねてきた絆を強めた。

 松江市の松江ライオンズクラブ(持田幸治会長)は「災害時の心得-今私たちにできること」と題したオンライン講習会を開き、会員や松江市内の高校生が備えの大切さを学んだ。

 陸前高田市側からは、戸羽太市長や高台へ続く避難路にハナミズキを植える「ハナミズキのみち」の会の浅沼ミキ子代表が講演。震災当時高田高2年だった同市高田町の会社員藤江未祐さん(27)は避難所での経験を語り「明日がどうなるかは分からない。周りの人に感謝して後悔のないよう生きて」と訴えた。