滝沢市牧野林の元中学校長小山尚元(おやま・ひさもと)さん(82)は、1936年ベルリン五輪に由来するドイツカシワを本県から東京の国立競技場周辺に植樹しようと取り組んでいる。同五輪陸上男子三段跳びを制した故・田島直人さんが金メダルと共に授与された「オリンピックオーク(五輪柏(かしわ))」にみせられ、子孫を育ててきた。世界が新型コロナウイルス感染症と闘う中、戦争や病気の困難を乗り越えて生をつないできた一本の木に「平和への希望になってほしい」と願いを託す。

 2016年からは東京五輪のメイン会場となる国立競技場周辺での植樹を目指し、大会組織委など関係機関に要望。コロナで先は見通せないが、大会期間中は来場者を迎えるよう1本を鉢植えにして設置し、大会後に地面に植える方向で検討している。