あの日を忘れない-。東日本大震災から9年11カ月の月命日となった11日、釜石市大町のテットで「いのちの写真展」が開かれた。震災遺族らでつくる実行委(笹原留似子(るいこ)代表)が被災地で初開催。遺族の思いをつづる新聞や震災時の救助捜索活動の写真などが並び、多くの来場者が遺族の思いや命の尊さ、震災伝承の意義に触れた。

 亡き家族への思いをつづった「いのち新聞」、震災犠牲者の遺体の復元作業を行った復元納棺師笹原さん(48)が描いた絵日記、警察や消防、釜石海上保安部、自衛隊が所蔵する震災時の活動写真など計700点を展示。犠牲になった家族が着ていた服は「いつまでも想い続けることができます」との遺族の言葉とともに並んだ。