花巻署(高橋明弘署長)は10日、花巻市の高校生4人を講師に招き、東日本大震災発生直後の様子を署員に伝える「伝承教養」を行った。生徒は当時湯口小児童で、自宅そばで被災地に向かう他県の警察応援部隊に「ありがとう」と書かれたプラカードを掲げ、激励し続けた。署員は震災10年を1カ月後に控え、住民の思いに応えるという使命を再確認した。

 4人は畠山彩音(あやね)さん(花巻東3年)と心花(このか)さん(花巻北1年)姉妹と、高橋一真さん(花北青雲3年)と真優さん(花巻東1年)きょうだい。2011年5月中旬から7月上旬まで自宅前で、花巻市と被災地を往復する岡山県警などから派遣された部隊に対し「いってらっしゃい」「岩手県を助けてくれてありがとう」などと書いたプラカードを掲げ、見送りと出迎えを行い勇気づけた。