今年は奥州市の夏の「暑さ」に泣かされつつも、地元出身のヒーローに対する住民の「応援熱」が笑顔にさせてくれた、とびきり〝アツい〟一年だった。

 7月19日。奥州市の江刺地区は観測史上最高の37・3度を記録し、同日の全国で最も暑い地区となった。この頃は連日のように猛暑日を記録し、暑いというより「日差しが痛い」と感じるほどだった。

 新聞は歴史の記録物でもある。「この暑さを写真に残さなければ」と撮影場所を探し、何度も江刺へ車を走らせ、水遊びや釣りを楽しむ子どもたちを汗を流しながら撮影した。

 しかし、残念ながら掲載できなかった写真もあった。ご協力いただいた皆さん、申し訳ありません。

 一方、同市出身で米大リーグの大谷翔平選手がア・リーグ最優秀選手(MVP)を受賞。その活躍が地元を〝熱狂〟させ、市役所や新幹線駅、産直などが大谷選手をたたえ応援するポスターの赤色で染まった。

 中でも思い出に残っているのが、取材で地元住民の自宅を訪れ、大谷選手の試合を一緒にテレビ観戦したこと。好プレーのたびに体全体で喜びを表現する住民たちの姿を見て、私も笑顔になった。

 私も、大谷選手のように地域の人たちの心をアツくする記事を書きたい。

 (大橋秀喜)