2021.12.03

先遣隊員ら、ドームふじ基地到着 南極地域観測隊

ドームふじ基地までの中継拠点で自動気象観測装置のメンテナンスをする観測隊員(国立極地研究所提供)
ドームふじ基地までの中継拠点で自動気象観測装置のメンテナンスをする観測隊員(国立極地研究所提供)

 【しらせで報道部・菊池健生】気候変動の予測に役立てることを目指し、80万年前より古い氷の深層採掘に向けた準備に当たる南極地域観測隊のチームが1日、南極大陸内陸のドームふじ基地(標高3810メートル)に到着した。

 国立極地研究所によると、チームは63次隊先遣隊6人、62次越冬隊の3人。11月10日に昭和基地を出発し、雪上車で約千キロ離れた目的地を目指した。雪氷観測を行いながら移動。荒天でとどまる日もあった。

 しらせに乗船中の63次隊本隊には1日夜、同研究所南極観測センターを通じて到着の情報が入った。牛尾収輝隊長は「人員や車両に問題なく往路の目的を達成でき、ほっとしている。昨年は新型コロナウイルス禍で計画が大幅に縮小されたため、挽回するための大きな一歩になる」と話す。

 本格的な掘削は2024年開始を目指している。

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