2021.12.03

しらせ 氷山初確認 観測隊員ら歓声

63次南極地域観測隊の航海で初めて確認された氷山=2日午前9時半ごろ、南大洋・南緯60度付近
63次南極地域観測隊の航海で初めて確認された氷山=2日午前9時半ごろ、南大洋・南緯60度付近

 【しらせで報道部・菊池健生】第63次南極地域観測隊(牛尾収輝隊長)を乗せた観測船しらせ(酒井憲艦長)から2日、今回の航海で初めて氷山が確認された。南緯60度付近を航行中に遭遇、いよいよ南極大陸が近づいてきた。

 午前9時2分、船の8キロ先にテーブル状の氷山を確認した。しらせによると、横幅300メートル以上、高さ30メートル以上とみられる。昨年の初確認は12月7日だった。

 当時の気温は0・1度。船内に氷山を確認したとのアナウンスが流れると、艦橋には観測隊員らが集まり、歓声を上げた。艦橋内には「氷山初視認」の看板も置かれ、記念撮影する人もいた。

 船内では初氷山確認の時間を予想するクイズが催されており、63次夏隊の設営担当、高坂(こうさか)匡史(まさし)さん(41)=東光鉄工、秋田県大館市出身=が約3分違いで優勝。高坂さんは「4年連続でクイズに挑戦しており、事前の情報収集をしっかり行った」と喜んだ。

 氷山は、南極大陸から海上に押し出された氷が潮汐(ちょうせき)や海流、うねりの影響で分離して形成。風や波の浸食でさまざまな形となる。

 

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