新天地で初めての冬を迎え、徐々に厳しさを増す寒さにびくびくしている。慣れない凍結路面での車の運転は相当な集中力を要し、支局に戻ると息を吐くことが多くなった。

 怖いのは車だけではない。先日取材したスキー場開きでは、テープカットの写真撮影の際に凍った路面で盛大に転倒し、関係者から心配された。自分自身の「運転」にも集中しなければと反省した。

 寒い気候の中でも取材先の人たちは温かく、特に子どもたちとの交流は楽しい。何度か訪れた田山小は全校児童23人。少ないからこそ一人一人の子どもたちと触れ合う機会が多い。徐々に顔を覚えてもらい、「日報の人だ」と声を掛けられるようになった。

 感動したのは4年生の男の子が取材中に「将来新聞記者になるのもいいなあ」とぼそっとつぶやいたことだ。児童に面と向かってこのようなことを言われたことはなかったので、自分が少しでも憧れや目標の対象となれたうれしさで心がじんわりと温かくなった。

 同時に、自分の挙動や言葉づかいが周囲によく見られていることも痛感した。希望あふれる子どもたちを失望させないためにも、凍った路面で転倒するようなぶざまな姿はもう見せない。そう誓いを立て、一挙一動に気を配りたい。

(牛崎想也)