国際リニアコライダー(ILC)の県南・宮城県北誘致推進大会は24日、一関市大手町の一関文化センターで初めて開かれた。一関市と気仙沼市、登米市を中心に約400人が集い、建設候補地周辺が結束して実現を目指す方向性を確認した。

 佐藤善仁一関市長は「日本が主導する初めての国際プロジェクトとなる。民意で政治を動かしたい」とあいさつ。超党派国会議員連盟で活動する自民党の小野寺五典衆院議員(宮城6区)は「地元から財務相が出ているチャンスを捉え、前に進めたい」と語った。

 鈴木厚人県立大学長、東京大素粒子物理国際研究センターの山下了特任教授が国内外の最新動向について講演。東北ILC事業推進センター代表として受け入れ準備に取り組む鈴木学長は「ILCは日本の未来を切り開く。頭脳集積の国となり、イノベーション(技術革新)や国家安全保障など非常に重要な役割を担う」と強調した。

 大会宣言として「世界に開かれた地方創生、東日本大震災からの創造的復興が実現し、日本の成長にも貢献できる。両地域が一体で実現に向け取り組みを進める」との内容を採択した。