学校取材が好きだ。久慈支局管内には特色ある学校が多く、快活な児童生徒との交流が励みになる。今年も地域を思い主体的に活動する子どもらに出会った。

 普代の希望の星になろう-。普代中(菊池良弥校長、生徒53人)は今秋、震災発生から10年の節目に、地域の復興や自分たちのできることについて考える学習活動に取り組んだ。

 生徒が一から企画し、全校で学習会を開催。中学生の目線で見る村の現状は確かなもので▽将来は普代で働く▽地元のものを積極的に買う-など古里を担う気概に心を動かされた。

 取材から2カ月ほどがたったある日、同校から「毎日カップ中学校体力つくりコンテスト」小規模校の部で最高賞に輝いたという知らせを受けた。新体力テストの結果に優れ、体力・健康づくりを通して生きる力を育む学校に贈られるもので、早速取材に向かった。

 生徒が考案・実践するトレーニングの取り組みが受賞の決め手。うれしかったのは、担当教諭の「この間の学習活動も評価されました」の一言だった。

 主体的な取り組みの好循環が学校の活性化につながる好例を体感した。少子化が進み、かつての活気はないと思われがちな学校現場。「決してそうではない」とこれからも一生懸命な子どもの姿を伝えたい。

(高橋康)